よしえの思考倉庫

気になったことをあれこれ置いていく倉庫的ブログです。

中学生の親はとにかく耳を使うこと

今日は中学生育児についてのお話です。

 

ちょっと思い出してみましょう。

中学生の頃、親と会話しましたか?

沢山話せた人は親と良好な関係が結べていたのでしょうね。

 

じゃあ全然話なんかしなかった、という方。

話さなくなったきっかけがありませんでしたか?

なんとなく?

気が付いたら話さなくなってた?

 

私にはきっかけがありました。

中学生って、

夢見る子どもの自分と

現実が見えるようになってきた自分が混在する年齢です。

 

二つの世界を行き来して

ゆらいでる不安定な時期です。

 

この時、親にありのままの自分を認めてほしいと思ったけど

適当にあしらわれて、めんどくさい顔をされて

とてもショックを受けました。

 

それ以来、親の話は全く耳に入ってこなくなりました。

最初は気になるけど次第になれてきて

なんとも思わなくなる騒音のような感じです。

 

親はもう諦めてしまって

「何いっても聞きやしない」

という感じでしたね。

10代の私は親より年上のきょうだいや友達、

そして本を信じていました。

 

親との関係は私が家を出て結婚し子どもを産んでも

割と疎遠なまま。

親も年を取ってきて、

私の育児と母の仕事や家庭が一段落し

余裕が出てきた今こそよく話すようになりました。

現在は良好な親子関係と言ってもいいと思います。

ざっと30年かかりましたね。

 

でも当時を恨んでいるわけではありません。

親はとにかく余裕がなかったことを知っていたからです。

それでも10代のあの日、親に感じた失望は大きかった。

私は同級生とうまく付き合っていると思えなかったので

自分を受け入れてくれる存在を親に求めていたからです。

 

そして今、私がいちばん気を付けたい時期の育児をしています。

10代の子ども達との関係をどう築いていけばいいのか

日々模索しています。

 

中学生の話はまず耳で聴く。口は使わない

イラストレーターになりたい」

中学生に上がるころから娘がそう言っていました。

デッサンを練習したり、お小遣いで本を買ったりしていて

ほほえましく思っていました。

 

でも中2になったこの夏、

イラストレーター目指すのやめようかな」

「やっぱり進学校にする」と言い出したんですね。

聞くと、今進路を狭くするとその後選べなくなりそうで嫌だ、というんです。

私は色々言いたいのを我慢して、とりあえず娘の意志を受け止めました。

 

「じゃあ進学校に合格できるような生活をしないとね。

学校も調べてみようか」

なんてことを話して、実際目指せそうなところを2人で検索しました。

 

しばらくして、こんな告白がありました。

「じつは最近、絵を描いていない。描く気が無くなった」と。

びっくりして理由を聞いたら

「だって自分より上手い人が沢山いるんだもん」と言うではありませんか。

 

私は内心、ガッツポーズをしました。

 

進学校に行きたい、と言った時に

私は選ぶのが怖いから先延ばしにしたいんだなと思ったんですね。

目指している間はいいけど、実際歩みだしたら自分の実力を思い知ることになります。

それが怖いんだろうな、と思ったんです。

 

本心は別にあるけど、まだ言えないんだろう。

ならばもうしばらく、様子を見ようと思い

色々言いたいのをぐっと我慢したのでした。

 

そしたら他人と比べてやる気を失っている、という本音が出てきたので嬉しくなったわけです。

 

いったん受け止める。

これ無しにアドバイスが入ると人ってウンザリするものです。

私がこの時ちゃんと受け止めたことを娘に伝えたかどうか

覚えていないのですが

「あ~比べちゃうのわかるよ」くらいは言えたと思います。

 

「あのね。比べていいのは過去の自分だけだよ」

「どんなに上手な人だって最初はある。中学生の時から今みたいな絵が描けてたと思う?積み上げてきた努力の末にあなたが憧れるほど上手くなったんだと思うよ」

「他人じゃなくて去年の自分と比べてごらん。上手になったんじゃないの?」

 

こんなことを言うと、娘は何かを発見したような雰囲気が伝わってきました。

 

「他人と比べるな。過去の自分と比べよう」

これはここ数年の読書で散々でてきた言葉です。

すっと出てきたのは、読書によって言葉のストックがあったからだと思います。

 

数日後。

 

2人でコンビニに行った帰り、

意を決したように娘はこういいました。

「やっぱり私イラストレーターになる!〇〇さんみたいなイラストレーターになりたい。そしてこういう展開をして、こんな商品を作ってみたいんだ!」

と語ってくれました。

 

嬉しかったです!

こうなりたい、ってはっきり聞けました。

また目標が変わってもいいんです。

自分がやりたいことを言葉に出して親である私に伝えてくれたことが

何よりも嬉しい。

親やっててよかった~と実感する瞬間です。

言葉のストックがないと10代には対応できない

10代の娘と会話するようになって役に立っていると感じるのが読書です。

本を読んでいると、知識もそうですが

自分の中に言葉のストックが増えていきます。

 

いろんなことに疑問を持ち、問いかけてくる子どもとの会話に

自分だけの経験で受け答えをするのは限界があります。

 

もちろん親が一人の人間としての経験を語ることは時に有効ですが、

ここでもう一度、中学生の頃を思い出してください。

親が自分の過去話をするとき、どんな気持ちでしたか?

そんなの私に当てはまるとは思えない、

その話もう飽きた、なんて反発を覚えませんでしたか?

 

自分以外の経験を疑似体験できるのが読書です。

とくにビジネス書や自己啓発、心理学の本には普段の会話に使える言葉や経験がたくさん詰まっています。

 

読書で得た知識を自分なりに解釈して

自分の言葉で伝えれば子どもはちゃんと聞いてくれます。

だからやっぱり読書は親こそ必要だと思います。

 

audiobookの聞き放題を使うと安く読書できる

 

ビジネス書は高いです。

かといって図書館にいくと、発行年数がバラバラでどれを選べばいいかわかりにくい。

でも中にはベストセラーになっている本もありますよね。

 

読んでおきたい本を一気に読めてお手頃なサービスがあればいいのに。

ついでに家事しながら音で聞けるような朗読アプリってないかしら。

「本 朗読 アプリ」

で検索しヒットしたのがオーディオブックアプリでした。

 

朗読するから古い本ばかりなのかな、と思っていたのですが

登録は無料なので試しに開いてみました。

すると、最近の本が多いし

これがおすすめ!とか

色んな特集から本を選べることがわかりました。

 

とりあえず色々聞いてみたい、と思ったので

月750円で対象の本が聞き放題というサービスに登録。

こちら、初月無料なんですよ。

でも何冊でも聴けるので

毎日一冊のペースで聞いていましたね。

 

現在は有料会員となって聞き放題サービスを利用しています。

聞き放題で毎月2冊、家事をしながらながら聞きすれば

しっかり元が取れますからかなりお得だと思います。

 

登録して3年目、聞いた作品数は344作品になりました。

聞き放題で読んだ総額は36万円分だそうです。

もともと読書が好きでしたが、目が疲れないし、

お皿洗いながら本が読めますし

子どもとの会話を支えてくれる大事なものなので

これからも耳を使って読書を続けます。

 

☆今だと聞き放題プランが60日間無料お試しできるそうです。

とりあえずお試し登録して、無料で聞いてみてください。

 

オーディオブック聴き放題なら - audiobook.jp

 

中学生~高校生の育児は幼児期と違う難しさがあります。

親は常に常識をアップデートしていかないと、

それもう古いよ、という顔をされてしまいます。

 

以前「ダイナマイトって曲いいよね~」と話す三姉妹に驚き

「え?スマップの?」と聞いたら

BTSだよっ」と三姉妹に睨まれました。

しまった!

音楽もすっかりわからなくなってました。

最近の音楽をもっと聞こうと思います。