よしえの思考倉庫

気になったことをあれこれ置いていく倉庫的ブログです。

アラフォーは疲れない映画が見たい①インターンシップ

あけましておめでとうございます。

お正月、映画は見ましたか?

 

全米が泣いた

世界が震撼した!

人類が衝撃を受けた!

 

こんな謳い文句をネタに

「大げさよね~」

なんて笑っていましたが

最近は違います。

 

アラフォー、そんな大きな感情に耐えられません。

もうね、号泣しても恐怖してもいちいち疲れるのです。

体力なのかメンタルなのか、

とにかく波に酔いやすい。

 

もっと疲れない、でも面白いアラフォーが耐えられる映画が観たい。

そう思ってお正月に観た映画二つが

我ながらぴったりだったのでネタばれしないように紹介してみます。

穏やかに映画の感動を味わいたい方、どうぞ。

 

まず一本目は2013年のアメリカ映画

インターンシップ」です。

以前から見たかったんだけど、ポッドキャストでも紹介されていて

これは見ないと損だと思いサブスク鑑賞。

 

冴えない中年、いや

はっきしいってダメな中年のオジサン2人が

色々ごまかしてあのGoogleインターンシップになって

あれこれやらかすという映画です。

Google本社が出てくるのでそこも見どころ。

 

友情、恋、チームワーク、下剋上アメリカンドリーム。

コメディ映画だけど下品過ぎず、感動もできて

最後はスッキリした気分になりたい!

そんなあなたにぴったりです。

 

この2人のオジサンは

大学生との会話で隙あらば自分の話に持っていったり

悩みを打ち明けられて

若いもんはそんなもんだガハハ!と片づけたりしません。

年齢差を忘れて

大学生のノリではしゃいだり

うっかり学生をナンパしたりもしません。

…私の中のオジサンのイメージ、酷いですね。

 

この映画の主人公2人は

きっちりオジサンと学生の線引きをした上で

世間を知らない大学生を馬鹿にせず

一人の人間として向き合うのです。

その姿はとても素敵な大人に見えました。

 

自分が大人になって思い知ったのは

ボディと違って中身は勝手に大人になってくれないということ。

油断すると20代の自分が出てきてしまいます。

ボディはすっかりアラフォーなのにです。

自分以外の人間はアラフォーとしての私を見ているのに

言動が20歳。

そんな痛いアラフォーは嫌に決まっています。

でも気が付いたら自分がそうなりつつある。

加齢とは見た目以上に恐ろしいもんです。

 

この映画には主役2人以外にも

「こんな中年は嫌だ!」

とネタみたいなオジサンが出てきます。

大げさに表現しているとはいえ

こんな人はいないと断言できない。

それくらいの人生経験は積んでるのがアラフォー。

 

しかし恐ろしい。

中年の図々しさが

悪いほうにほつれ出ないようにしなければ。

羊毛フェルトのように

何度も何度も形を確認しながら針で刺して

マシな形に整えなければ。

中年は管理を怠るとすぐほつれます。

 

そう。私たちは無理やり大人にならなくてはなりません。

老化するボディとともに。

この映画は自分の今の姿、立ち位置を忘れるなよ、とさりげなく何度も釘を刺してくれました。

はい。

私はアラフォー。

あなたもアラフォー。

念じましょう、肝に。

曇りなき眼で鏡を見ましょう。

…今年こそダイエットしなければ。

 

そうはいっても年齢を言い訳にせず、挑戦して学ぶことは素晴らしい。

見終わったらちょっとやる気出ちゃう。

そんな映画でした。

 

インターンシップ

2021年1月3日現在、Amazonプライム、U-NEXTで観る事ができます。

 

長くなったので2本目は次の記事で。