よしえの思考倉庫

気になったことをあれこれ置いていく倉庫的ブログです。

工作DNAがうずくので折り紙はじめました

「なんか作りたい!って年イチくらいで発狂するよね」

という話をしたら

「は?」

とけげんな顔をされたことのある、よしえです。

みなさん、こんにちは。

 

え?

発狂しないの?と私の方が驚いたんですが、

もしかして

もしかして皆さん。

 

なんか作りたくて

とりあえずそこにあった毛糸で使わないマフラー編むとか

深夜に端切れを押し入れから発掘して急いでポーチを作るとか

これって人類共通の生理現象じゃないんですか?

そんな!

 

この衝動的な苦しみは気軽に分かち合えないのだと知り

私こそ衝撃を受けました。

 

まあ言われてみれば。

実家でさえ、そんなことしている人いなかったけど。

何でも作れたおじいちゃんと

あまり売れないけどオリジナル工芸品を趣味で作ってた父を見てきたので

「作る」ということは人類共通の衝動なのだ、

と勘違いしてたようです。

思い込みって本当に恐ろしい。

 

私はこの衝動を、使わないマフラー、使わないバッグなど

実用的じゃないものにあててきた過去があります。

 

しかしこの衝動で何か作り出すと

あまりに没頭し、寝不足になり

日常が保てない。

 

たとえばポーチを作り出すと

自分が思う究極のポーチを追い求めて何回でも作り直すんです。

でも完成した瞬間どうでもよくなる。

残るのは疲労感だけです。

そして散らかった部屋、たまった家事と用事。

 

私にミシンはダメだ。

時間が溶ける。

ということでミシンを処分しました。

力技です。

 

私は貧乏性なので

せっかく時間を使うのなら

有効なものにしたいのです。

 

え~今日は9月15日です。

秋っぽい空と空気になってきましたね。

今年もなんか作りたくなってしまいました!

そう、秋にこの衝動が深まります。

 

まだ毛糸は買ってません。

偉い!

次に毛糸を買う時は

自分が使うものを編む時だぞ!

としつこく言い聞かせています。

 

でも油断してはいけないのです。

数年前、NHKで「2玉で完成する鍵編みのバッグ」

の放送をうっかり見てしまったその冬は気が付いたら編み棒を握り

気が付いたら毛糸を買い足しに行って

その冬は合計3個のバッグを編みました。

 

実は今すでに毛糸が欲しくてたまらないのですが

またバッグが増えても困るので

今年の衝動はまず折り紙にあてることにしました。

折って、写真を撮って、ブログに使えば

無駄にならない!

 

ということで。

別で書いている育児ブログ用に

セーラー服を3枚折りました。

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下にある花はシールです。

折り紙で作る服ってなんでこんなにかわいいのでしょ。

 

折り紙、シール、ミニチュア雑貨を駆使して

画像を作る。

これを今年の工作DNAの暴走にあてたいと思います。

 

こうやって熱量を減らしてから

余力があったら毛糸を買いたい。

 

この作りたい衝動、何も作らないで放置したらどうなるのかというと

「作りたーい!」ってめっちゃイライラします。

それだけです。

私はこれを工作DNAのせいだと思っています。

手を動かしながら祈りましょう。

DNAよ鎮まり給え。

 

さて同じく工作DNAをおもちのみなさん。

今年は何を作りますか?

 

そんな衝動感じたことない皆さんは

生温かい目で見てやってくれると助かります。

 

 

 

 

6話完結ドラマ「フレイザー家の秘密」を見て思考

海外ドラマって面白いですよね。

1話だけ見て寝よう、として気が付いたら1シーズン見ちゃって

寝不足になり勝ちです。

 

そんなわけで見たいけど、絶対続きを観ちゃうから

夜更かししても大丈夫な時しか見ないようにしています。

そうするとなかなかシリーズ物には手が出せません。

 

そうはいっても最近見てないな~

なんか観たいな~と「1話だけ見よう」とユーネクストを開き

まんまと全部見てしまいました。

でもご安心ください!

これ、6話なんです。

1話が50分から60分と時間にばらつきがありますが

だいたい1時間なので6時間あれば大丈夫!

夜8時からスタートすれば1時に寝れます。

先にお風呂入っといてくださいね。

 

今回見たのはニコール・キッドマンとヒューグラントが夫婦役の

フレイザー家の秘密  です。

video.unext.jp

 

ネタばれしないように感想を書くと

はらはらドキドキのサスペンスです。

一気見しないと無理なやつです。

 

あとはニコールキッドマンがとにかく美しいです。

どの角度から見ても美しい。

妖精かもしれない。

 

もう一人、冒頭から特徴的な美人が出てくるんですが

こちらもナイスバディで魅入るような美人。

 

私立学校に通わせているご家庭の優雅な生活の描写も

リッチな感じで目の保養になりました。

画面の中にあこがれの生活が詰まっている演出。

なんかこの感じ、久しぶり。

 

人懐っこい笑顔でダメ男を匂わせつつ

魅力的な人物を演じているヒューグラントはぴったりでした。

 

演出に関しては

女性陣はドキっとする見どころいっぱいなのに対し、

男性陣はまったく色気のいの字もなかったんですね。

役柄を考えるともうちょっと、彼の色気を出してもよかったと思います。

 

色気といってもなぜか全キャラ胸元が見えてる

乙女ゲームみたいなことではなく。

うーん、なんといえばいいのか。

 

中年男性の、加齢したから出せる色気、という描写が

もうちょいあってよかった気がしますね。

言うのは簡単ですが。

 

とはいえこのドラマ、展開がどうなるのかドキドキしすぎて、

しょっちゅう途中で息止めてました。

ちょっと苦しかったですね。

見終わって存分に深呼吸しました。

 

一人ごと議事録

「ほんとに?」

「ほんとに?」

「ほんとに?」

 

ときどきはこういう緊張感あるドラマを見るのも

リフレッシュになりますね。

 

ユーネクストはお試しで入って

そのまま有料会員になったのですが

雑誌や漫画類も読めるので

ちょっと高い気もするけどなんだかんだいって続けています。

 

子ども達は最近アニメを観なくなったので

ファミリーアカウントはつくっていません。

雑誌はすこーし興味あるみたいだけど

YouTubeやアプリで情報集めているので

雑誌への欲があまりないんですよね。

わたしが10代の頃は雑誌が全てだったというのに。

 

ユーネクストは毎月ポイントがもらえるので

次は話題のアニメ「オッドタクシー」を見ようかと思っています。

 

あと、途中まで見てたドラマ「ウエストワールド」が最後まで見れる!

ということでもちろん一気見&寝不足済みです。

こちらはSFサスペンスという感じで、怖くて良いです。

シリアスなので笑いどころはほぼありません。

でも絶対途中で寝れないので覚悟してみて欲しいシリーズです。

 

高卒が決まっていた私が高校選びを失敗したと思う理由

こんにちは。

高卒アラフォー主婦のよしえです。

私はコンビニができたらニュースになるような

熊本県の下のほう、過疎化の町で育ちました。

今回は、地方で進路に悩む中学生向けに書いています。

 

進学校目座せるけどどうする?と言われた

 

私は中2のいまごろ、進路指導の先生に

「今からすっごく頑張れば進学校目指せるよ」

と言われました。

 

当時は

進学校っていっぱい勉強するんでしょ?

進学ってことは大学目指す人がいくとこでしょ?

くらいの知識しかありませんでした。

 

でも、それを聞いたとき一瞬でワクワクしたのを覚えています。

ずっと真ん中あたりの成績だった自分でも

そういう環境にいけばもっと勉強して

賢くなれそう。

そんな気がしました。

 

もうひとつ、知りたがりで読書好きだった当時から

純粋に学びたい、という気持ちがあったと思うのですが

当時はそれを自覚出来ていませんでした。

 

地方の高校選びは卒業後も見えてる

さて地方の高校選びは卒業後どうするかも重要ですよね。

なんせ私の住んでいた町には大学なんてありませんし

隣町にも、その先にもありません。

つまり、自宅から通える場所に大学は存在しないのです。

 

この時点で、大学へ行く=寮に入るか賃貸を借りる

という選択になります。

そんな余裕のある家庭は本当に本当に少ない。

たぶん今でも変わってないと思います。

ちなみに令和の最低賃金を調べたら熊本は821円でした。

 

うちは父も母も働いてましたが

家にまったく余裕がありませんでした。

 

あとから思うと、いや当時からうすうすわかっていたけど

家に余裕がないのは呑気で夢見がちな父のせいだったのですが

当時はそれが全てだったのでどうしようもありません。

 

というわけでうちには大学に行かせるお金がない。

奨学金を使ったとしても

学費も生活費も全く足りないのは目に見えていました。

だからみんな高卒で就職するのが当たり前。

 

必死で学んでもその先がないのか。

この時点で私はがっかりしていました。

当時は研究員になりたかったんですよね。

勉強に興味はあるけど、その先が無いなら頑張れないと思ってしまいました。

 

そこで商業高校にいくことにしました。

商業なら就職に有利だと思ったんです。

どうせなら広く浅くがいいな、と選んだら

偏差値が一番低い科になりました。

 

最後まで先生が、いやもう1個上のこっちに入れるぞ

こっちがいいぞ、といってくれてたんですが

頑なに私はこっちがいいです、といってました。

 

楽しいスタートだったけど勉強はいまいち

 

入学直後は楽しい日々でした。

ほぼ女子校、みたいな状況できゃぴきゃぴしていました。

グループははっきりわかれていましたが、

自分は自分、という感じでお互いを尊重してくれる

いいクラスでしたね。

 

ただ、勉強はまったくダメでした。

5教科は中学校のおさらい程度の内容。

それはいいとしても

国語の先生が「お前ら!こんなんでいいと思うなよ!」

と突然熱く説教しだす若い先生で大ヒンシュク。

 

数学はおじいちゃん先生ですぐ怒るし

何言ってるかまったくわからない先生でした。

テストは壊滅的で人生で初めて赤点を取りました。

 

でも何より悪かったことがあります。

それは、別に悪くてもいっか、どうせ就職するんだし。

という雰囲気にのまれてしまい

まったく勉強しなかったことです。

 

さらに専門教科を学びだしてすぐに気が付いたのは

まったく商業の勉強に興味が持てないという事実でした。

数ある検定も、一応うけるけど全然合格しませんでした。

やる気はあるけど、興味がもてない。

 

それまでは

なんでも学べば興味を持てる、と思い込んでいたんですね。

当時はこんなにも頭に入らない分野があるのか、と驚いたくらいです。

 

42歳でキャリアコンサルタントの資格を取り、わかったことがあります。

それは私の興味分野と商業高校はまったくのミスマッチだったということです。

 

当時、キャリア教育というものがもう少し体系化されていたら

私はきっと商業を選ばなかったと思います。

 

これからの中学生は学校のキャリア教育で

自分を知る事、仕事を知る事、そんなことを学ぶと思います。

 

自分が何に興味をもつか。

ここは素直に自覚していいところです。

私はあの時のワクワク感をもっと信じてあげればよかったと思います。

 

高校のクラスに不服はなかったんですよ。

もうめっちゃ楽しかった、というしかありません。

でも、勉強はつまらなかった。

もっとちゃんと興味のある化学分野を学びたかったです。

 

一番の後悔とは

やはり一番の後悔は自分の心を無視したこと。

これだと思います。

就職に有利、とか進学できないなら仕方ない、とか言い訳をせずに

とにかく興味のあることに突き進めばよかったんです。

そこで出会える友達もいたでしょう。

 

私は成績が良すぎて女子から「なにいってるかわかんなくて気持ち悪い」

と言われる男子と話すのがひそかに楽しかったので

そういう変人並みの頭脳にもっと出会いたかった。

漫画オタクで早口な女子と

ウンザリするほどマニアックな話をしたかった。

 

商業できゃぴきゃぴ!ほぼ女子校ライフ☆

をしてわかったのは

だいぶ本音とずれていたなってことです。

わたしはオタクでいられる場所が心地良い人間だ、

と理解を深めた3年間でしたね。

 

後悔は、している

そうはいっても自分で選んだんだから、後悔はしてない。

そんなしめくくりを期待したあなた。

私は違います。

しっかり後悔しています。

 

勉強はね、まあ今やればいいのです。

でも家庭も仕事もしていない当時にのめり込んでいたら

どれほど幸せな経験だったことでしょう。

 

だから地方の中学生のみなさんへ言いたいことは

高校選びは、まず自分の心に正直になって

ワクワクするほうを選んでほしいと思います。

進学校だって結局は就職する人が多かったんです。

こういったことを中学生の頃、ちゃんとわかっていませんでした。

 

今は得られる情報も多いし

学校で行うキャリア教育も変わってきています。

 

やっぱり3年間は長いです。

条件ではなくて自分の心に向き合ってほしい。

そして自分にあった学校に進んでほしいと思います。

 

 

 

 

 

サボり癖がつくと社会で生き残れないのか?

学校に行きたくない。

会社に行きたくない。

家族がそう言ったら、あなたはどう答えますか?

 

今回の思考は学校行きたくないといった我が子に対し

「サボり癖がつくから学校を休ませたくない」夫と

「本人が行きたくないんだから尊重すべき」という私のバトルから始まりました。

 

まず夫には

「追いつめられた我が子が自殺するような選択をしたらどうするの?

家庭は逃げ場でいい。いつかちゃんとするから見守ろう」

と言い切りました。

サボり癖がつく、それ以上の理由が聞けなかったからです。

 

学校を気分で休んだら

サボり癖がついて

いずれ社会人としてダメになるとでもいうのでしょうか。

そんなイメージのみで発している印象を受けました。

言葉の定義と親としてのスタンスはじっくり溝を埋めるとして

まず娘です。

 

気にするべきは「どうして学校を休みたいのか」ですよね。

本人は何を感じているのか。

それを確認しなければなりません。

 

が。

本人も言葉で伝えられないようです。

言葉にできない曖昧な感情だからこそ、

どんどん大きくなって

自分の足を止めてしまうんですよね。

 

カウンセリング室には行きたくない。

いじめられているわけではない。

親にも言う事は特にない。

紙に書いてごらん、といっても何もかけない。

 

とにかく、もやもやして行けないのです。

 

じゃあ休もう、といってちょくちょく休んでいたのですが

ずっと顔が暗くて声も小さくて心配でした。

 

ちょとずつ、苦手だと思う出来事を話してくれるようになりました。

合わない子や先生がいること。

学校でこんな風にふるまっている、ということ。

話を聞いてみると、特別なことはなにもなかったのですが

それでも本人にとっては大変なストレスなんだと思いました。

 

それからは、ちょっとした買い物に誘って

2人で歩いて話す時間を作るようしました。

こうすると、色んな話をしてくれるし

私の話もできるからです。

 

この子はコロナ禍で小学校を卒業、中学へ進学したので

これもストレス原因の一つだと思います。

 

本当は、色んな場所に行ったり

外の活動を増やすという行動がしたかったのですが

コロナ禍だとそれも難しく。

 

本人もどうにかしよう、とあれこれもがいているのがわかったので

あたたかい目で見守る、という親として基本だけど

時にすごく難しく感じる行動を取り続けました。

 

どうやら最近顔が明るい。

発言内容も前向きになっている。

でも学校行きたくない、という。

 

娘は遅刻と早退ができませんでした。

行くか行かないか、の二択しかなかったんです。

だからまず、遅刻から挑戦することにしました。

 

とりあえず学校の前まで行かせる。

「かえっていい?」

とLINEが来ます。

「とりあえず行ってみて」

「え~」

という具合で、学校の門から中に入れない。

遅刻したら自分の全てが否定される、そんな恐怖があるように感じました。

 

このやりとりを何度か繰り返し

最初は私が根負けしていましたが

なんとか遅刻はできるようになりました。

 

「遅刻?じゃあ学校に連絡しとくね」

となんでもないことのように言い続けたことも良かったと思っています。

 

そして入学してから2年目の2学期。

最近ずっと順調に学校に行っていた娘から

久しぶりに月曜日の行きたくない、が始まりました。

 

それも家を出て、外からLINEしてくるんですよね。

今日は休むけど明日は行くから、というのですが

うーん。

 

同じ理由で休ませたこともありますが

今回は考えました。

 

そろそろ早退をクリアしてもらいたい。

 

「わかった。

じゃあとりあえずいって、すぐ早退して帰ってきて」

「え~」

母、粘りました。

 

どうもね、先生に帰りたいと言えないんですよ。

保健室にも行きたくないらしく、

学校で頼れる人がいないんだなと思いました。

 

でも私が出ていくわけにはいきません。

頼れる人を自分で見つけていく力も必要です。

 

こういう時はなるべく具体的に。

「行ったらすぐ先生になんか調子悪いから帰りたい、と言うのよ」

とLINEしたらその通りに先生に話したようで、本当にすぐ帰ってきました。

「ちゃんと言えたね!」

返って来た娘を褒めました。

なるべくさらっと。

 

早退しても自分の価値は下がりません。

むしろ、自分を大事にする行動から出来るようになってほしい。

心と身体はひとつですから

心が嫌だと言っているのなら、それを聞いて

身体は行動を起こしてあげないと、自分を守る事ができません。

 

心の声は聞こえるけど

口を動かして伝えるまでがハードルです。

 

私は、親ができることの一つに

社会と折り合いをつけていく姿勢を教える、これが大事だと思います。

 

日本は失業率と自殺率が比例している国ですが、

これは世界の常識ではありません。

これを変えていきたいし

我が子にはそうじゃない価値観を教えておきたい。

自分の価値は仕事でなく

自分そのものです。

 

自分を守ることを覚えつつ、学校という社会と折り合いをつけていく。

いつか手元を離れると思えば

親元で丸くなっていたい我が子に対し、

いまならいけるか?大丈夫か?

という絶妙なタイミングでそっと背中を触り

自分で変えていける体験を増やしていくしかありません。

毎回眉間に皺が入る、神経を使う作業です。

親って本当に大変。

 

正直いって、人間はサボりたい生き物だと思っています。

だから私はサボり癖がある、なんて人にいうなら

ただの言い訳。

他人からいうことじゃないと思います。

癖なら許される、どうしようもない?

そんなわけないです。

ただサボってるだけです。

 

最後にサボり癖という言葉にひっかかっていた理由がわかりました。

 

どうしてか自分でもわからないけど、

学校に行きたくない。

これはサボりではありませんよね。

 

サボる、というのは意識的にやらない、ということです。

外から見たら、同じく学校に行っていないという状況であっても

サボりと行けない、は違います。

 

子どもの行動を受け入れがたい時は

このように言葉で厳密に定義を見直して

目の前の我が子と当てはめると

親としてどう行動すればよいのか見えやすくなると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強会を主催したときの手順と反省点を公開します

今回の内容は

①グループで勉強会したいけどどこから始めればいいのか迷う方

②誰かにやってほしいけど誰もやらないので自分がやるしかない方

に向けての記事です。

 

国家資格キャリアコンサルタントの試験には、

実際の面談を想定して試験官の前で行う面接試験があります。

それに向けてロープレ練習、というのをやるのですが

これは養成講座以外でもやったほうがいいという記事を書きました。

 

ロープレ回数と素直な内省の分だけ、カウンセリングの顔が育つと実感しました。

 

さてそのロープレをどうやって行うか、です。

 

グループLINEが出来ても、率先して動く人が出てこない場合もありますよね。

でも練習したい!

もういいや、私がやっちゃおう!

という感じでロープレ練習会を主催しました。

前半は実際の手順、後半はその反省点をシェアします。

 

①「練習会やりませんか」では始まらなかった

 

練習会やりたいですね~

いいですね~

そんな会話は出てくるのですが、

なかなか次のアクションにつながる発言が出てきません。

そこで思い切って

「何曜日の何時が都合いいですか?アンケート取りますね」

と来れそうな時間を聞くところから始めました。

 

②場所は無料にこだわらなくていい

練習場所は一番困る問題です。

受講生は無料で使えると聞いて、養成講座を行っている学校の会議室を借りようと思っていたのですが

授業が入っていることが多くなかなか思うように借りることができないと分かりました。

 

そこでグループLINEで相談したところ、

有料のレンタル会議室でも10人くらい集まればそこまで高くない

と教えてもらったので

それならば早めに予約すれば確実に使えるレンタル会議室を使うことに決めました。

 

③スケジュールを聞いて日にち決定→時間は場所次第

 

大体1か月単位でスケジュールを聞いて希望者を募り、

毎週日曜日に練習会を開きました。

なるべく全員が参加できる時間にしたかったのですが

場所もお金を出して予約しなければならないので

そこまで気にするのは無理でした。

 

日にちだけ決めといて、

場所は午前中を優先して予約。

後は部屋が空いている時間でおさえました。

時間は3時間です。

10人前後で集まって、ちょうどよい時間だったと思います。

 

④途中参加も OK にする

3時間ぴったり参加できなくても、遅刻して参加や途中で抜けてもOKとしました。

その場合でも場所代は同じように払ってもらいました。

早めに抜ける人がいれば、その人を先にキャリコン役をしてもらうように声がけしました。

皆さん、けっこう遠慮しちゃうので。

 

⑤場所代は現金回収した

 

レンタル会議室は私が予約してクレジットカード決済しているので

部屋の予約画面を LINE でシェアし

金額を当日来た人数で割りました。

 

PTAなどでこういった場面を経験してきたので

お釣りの小銭も用意していきました。

 

⑥主催した結果→感謝された

 

私やりますよという人は出なかったものの

いざ主催してみると参加率はとてもよく

大変感謝されました。

 

私自身、これは必要だと思って行ったこともあり

また思った以上にロープレの効果を感じたので

ちょっと頑張って良かったなと思います。

 

さてここからは反省点です。

最初にあと二人ぐらい巻き込めばよかった

私は声がけ係するので皆さんお手伝いして下さいねと伝えていたのですが

この曖昧な声かけが悪かったらしく

結局全ての工程をほぼ一人で行うことになってしまいました。

 

一人でも一応できたのですが

やはり相談する相手が一人二人欲しかったなというのが本音です。

あとお金の計算はやはり別の人に頼むべきだったと思います。

私がカードで決済し当日私が回収するのではなく

もう一人別の人が場所代を回収し確認してから私に渡す

というワンクッションがあったほうが良かったな、と。

 

一番困ったのは割り切れない金額になった時です。

8円とか3円とかの端数をどうするか

切り上げると多くもらってしまうし

切り下げると私が損をしますよね。

 

毎回1円単位で徴収するのも

めんどくさいと思われそう。

ここを一人で決めるのはすごく苦しかったので

だいぶ後になって

「計算苦手なのでお願いします!」と

練習に来た人にその場でお願いしました。

結果、端数は切り上げて10円単位で徴収してくれたのですが

そのおつりが必要な時は絶対に返しました。

「色々してくれてるからおつりなんていいのに」

と言ってもらったのですが、そうもいきません。

 

おつりは100円と10円玉を4枚ずつ、500円玉と50円玉を1枚もっていってました。

他の人の小銭でどうにかなることもありますが、念のため。

10円単位の場合、1000円でも500円でもおつりが出しやすい。

 

そうそう、お金を入れる封筒はあったほうがいいです。

そのまま自分の財布に入れると、いくらかわからなくなるので

私は100均の透明なチャック付きケースに場所代をじゃらっと入れてもらい

そのケースをATMに持っていき入金していました。

 

徴収したあとに

「小銭ばっかりごめんね、両替するよ~」といって

1,000円札に変えてくれる方がいて助かりました。

主婦ならではのすばらしい気配りです。

そうそう、ちょっと重いのよね。

小銭って入金も面倒だしね。

 

口頭諮問の質問をまとめてプリントしたものを作り、印刷して持参したのですが

これも誰かに任せて良かったな、と思います。

なんせプリンターの調子が悪く、

なんどやっても直らないインク汚れがついたままの紙をもっていってたので。

 

ではどういえば良かったのか

 

反省で終わらないのがキャリコン根性です。

やはり具体的に伝える。ここが私に不足していましたね。

「あと2人、お手伝いをお願いします!私の相談にのってください」

「口頭諮問の作成、ワード得意な方作成とシェアお願いします」

「用紙は各自、プリントアウトして持参お願いします」

「今回の参加者から会計係どなたかお願いします」

と、はっきりお願いして良かったのでは。

遠慮してぼやかしたから

何をやればいいのかわからず結果一人で爆走することになった気がしています。

さていかがでしょう?

こんな聞き方だったら「じゃあやろうかな」って思えますかね?

自信はありません。

 

巻き込み下手という課題が見えた、練習会主催の経験でした。

どなたかのお役にたてば幸いです。

 

 

 

未経験でキャリコン目指す人が養成講座中にやっとくこと②

未経験でキャリアコンサルタントを目指しているよしえです。

前回の記事はこちら↓

未経験でキャリコン目指す人が養成講座中にやっとくこと① - よしえの思考倉庫

今回は

未経験でキャリコン目指す人が養成講座中にやっとくこと②です。

 

その②他クラスの練習会にも参加してみる

 

前回は養成講座中、終わる前にやっておくことを書きましたが

今回は養成講座後半、もしくは終わってからやることです。

それは他クラスの練習会に参加すること。

 

クラスに一人くらいは、なぜか他クラスの人と繋がってて

練習会に参加し、案内してくれるような人がいるはずです。

その話がきたら、一度は顔出してみましょうということです。

 

というのも、クラスが違えば先生が違うことがあり

面接のスタイルがけっこう違うと感じるからです。

 

先生によって面接の指導にスタイルが違うようで

他クラスの方とのロープレはかなり刺激を貰いました。

 

自分が属しているクラスの雰囲気とは違って

それも良い経験です。

 

実際の面接では、どんな人がくるかわかりません。

なるべく、色んなケースを知っておいて損はないと思います。

 

さらに、チャンスがあればLINEも繋がっておきましょう。

私はこれで、次のステップへすすむきっかけをいただきました。

 

キャリコンは専門職です。

未経験で飛び込むなら今後、どんなカタチになるかわからなくても

情報交換できる人は多い方がいいと思うんです。

 

あと。

同じキャリコンでも、気の合う人、合わない人、両方の出会いがありますから

出会いの数が増やせるチャンス!だと思って

自分と気の合う人と出会っときましょう!

 

専業主婦で引きこもりやすい私は

けっこうここに危機感がありました。

今勇気を出さなくては!

このキャリコンの世界を広げなくては!

と焦ってました。

なので誘われたら一人でも他クラスの練習に飛び込みました。

やることはロープレなので、はじめましてでも大丈夫でしたよ。

 

 

最後に一つだけ注意点があります。

それは、自分の面接スタイルが出来上がろうとしているのに

他クラスのやり方を見てしまうと、方針がブレてしまいそうな時です。

 

正直、私はこれを感じて怖くなり

一回ずつ参加で辞めました。

 

自分達でロープレ練習を始めようとした時は

まだ養成講座が残っていたので

「自分達だけのクラスでロープレ練習して効果あるか、色んなクラスとやるべきか」

という質問をするために、教室に早く行って

TAさんに相談もしました。

 

クラスの雰囲気と自分の力量を考え

クラス内でも相談し、

私はクラス内のみでロープレを開催することに決めました。

もちろん、他クラスと練習したい人がそちらに参加できるように

繋ぐ役割もしました。

 

練習会を企画してくれる人が出てくれば良いのですが

なかなか手が上がらない場合は手をあげましょう。

案外、簡単です。

 

次回はロープレの場所や企画の具体的な方法を書こうと思います。

流れさえわかれば、初めてでもやろうと思う人が増えるかもしれませんから。

 

それでは。

未経験でキャリコン目指す人が養成講座中にやっとくこと①

皆さん今日もおつかれさまです。

 

昨日はモデルナワクチン2回目の副反応で寝込んでいましたが

三日目の今日は嘘みたいにスッキリ治りました。

「三日目に晴れたように治る」とは聞いていたのですが

2日目まではちょっと信じられませんでした。

私の副反応はもはやインフルエンザそのもので

発熱・腰痛・倦怠感・鼻水・途中で頭痛、とフルコース。

だいぶ辛かったです。

 

副反応がこんなに辛いワクチン、この状況下じゃなかったら打たなかったでしょう。

私の細胞たち、よくがんばった!

今日からしっかり栄養のある食事をとって身体をねぎらいたいと思います。

自我の私は苦しむだけなんですから、楽なもんですよね。

なんせ細胞たちは戦ってたんですもんね。

48時間後にスッキリ元通りになり、まさに「晴れた!」って感じで感動しています。

 

さて今回は!

未経験でキャリコン目指す人が養成講座中にやっておくこと

というタイトルでお送りします。

未経験でキャリコン取った私が

現時点でやっててよかった、と思えることをシェアします。

 

やっとくことその①恥ずかしがってないでLINE交換しとこう

 

WEB受講していても、対面授業必須なのが応用実習。

頻繁に面接の練習をしながら、面接の技法や知識を学んでいきます。

 

自分のクラスのメンバーとは自然と打ち解けていくのですが

授業が全部終わる前にLINEグループは絶対作りましょう。

授業が終わり、試験までの間どれだけ面接の練習を行うかが

かなり重要だからです。

 

LINEグループを作る目的はズバリ

「ロープレ練習をする仲間集め」だと思って良いです。

 

恐らくほとんどの場合、講座が終わってから試験まで日数がありますから

週に一度くらいロープレ練習をやろう、という流れになると思います。

 

この自主練の間に、変化が起きるんです。

それはですね。

ロープレをしていたらある日突然目の前のクラスメイトが「カウンセラーの顔」になるんです。

もちろん自分もそうです。

これには感動しました。

 

スイッチが出来上がる、とでもいうのでしょうか。

 

私は、キャリアコンサルタントを行うには3つの顔が必要だと思っています。

①受容・共感する自分

②素直な自分

③キャリコン視点の冷静な自分

常にこの3つを顔を意識しながら会話する。

正直いってとても難しいです。

最初は出来なくて途方にくれてしまいます。

 

授業中にカウンセラーの自分が出来上がる人はほとんどいないと思います。

ひたすら回数をこなし、自己研鑽、内省を繰り返して

砂の山から形を取り出す。

そんな作業ではないかと思っています。

 

ロープレが掴めてくると、論述の思考も掴める感覚になってきます。

このあたりになると、本当に面白いのです。

日々、自分がわかることが増えていく感じです。

口頭諮問の答え方を磨いていくと、自然と論述に繋がっていくと思います。

 

ということで

未経験でキャリコン目指す人が養成講座中にやっとくこと①は

LINEグループを作っておく、でした。

これ、けっこう恥ずかしいとかめんどくさいとかで皆さん聞かないんですよね。

でもこの練習でクラスメイトの仕事の話も聞けて

専業主婦で仕事経験が少ない私はキャリコンとしてすごく参考になりました。

何より、ともに学び尊重し合える人達と出会えたことは

この講座を受けてよかった!と思える大きな経験です。

 

ちょっと長くなってきましたね。

その②は次回にします。