よしえの思考倉庫

気になったことをあれこれ置いていく倉庫的ブログです。

合格したけど嬉しくなかった理由

みなさんこんにちは。

明日はワクチン2回目で嫌だな~と思っているよしえです。

副反応、控えめでありますように。

 

こないだ国家資格キャリアコンサルタント試験、第17回目に合格したんです。

でもあんまり嬉しくなかったんですよね。

 

合格を待ち望んでいたのに

いざ自分の番号を見つけた時は

「・・・・・・」

しばし、無。

 

このあと飛び跳ねて喜ぶかと思っていたのに

出てきたのは深くて長いため息でした。

 

なんだこりゃ?

自分でも驚きです。

「ああ。合格してしまった。もう逃げられない」

そんな気持ちにさえなりました。

 

これは一体なんなんだろう?

自分の内側を覗いてみたら

気が付きたくない事実に気が付いてしまいました。

 

それはね「勉強している間は無責任で楽しい」ってことです。

 

試験直前の模試は酷い有様で、半べそかきながら

必死で勉強時間を増やしました。

論述試験は正解がわからないまま、とにかく写経しまくって

本番に挑みました。

面接試験は全力を出したけど、まったく手応えがありませんでした。

 

今回は落ちたな。

そう安心していたんです。

でも合格してしまった。

 

私のこの、未熟で理解不足を感じている状態で合格してしまったのです。

これでもう、プロとして名乗れるのです。

 

どうしよう!

これが本音でした。

 

ゴールが見えていると、そこに向かってひたむきに走れます。

でもゴールしてみたら、ゴールの先にはなんもない。

そこからは自分の力で道を作っていかなくてはならない。

 

ゴールしてテープを切って

はじめてその事実に気が付いたんです。

 

もう教科書は手放して現場でやってみるしかないのです。

なんという重圧。

専門家としての重さを感じました。

 

といっても未経験で就職が難しい職種なので

登録証を待ちながら仕事をどうするか考えています。

 

評価される場所に行くのは怖いことです。

でもこれを目指していたのですから

やってみたいのも事実。

 

講師の言葉を思い出します。

 

完璧な対応なんてずっとできない。

できない中でやって自分を磨き続けるしかない。

 

一級取って、講師までしている人がそういうのだから

この不安はきっとずっと消えないのでしょう。

 

これはずっと学び続けることが必要な資格だ、と教わりました。

でも気を付けないといけません。

学ぶことって気持ちがいいですから。

学んでいる間は、無責任で良いのです。

 

私が合格を素直に喜べなかったのは

もっと無責任に学んでいたいという願望からでした。

 

学びは楽しいものですが

実践してはじめて本領を発揮します。

でもそれはとても怖いこと。

足元スカスカの橋に立ち、前だけを向いて歩くようなものです。

 

でも合格しちゃいましたし

目指しているのはこの先にあります。

 

本当の橋と違って

仮に落ちても命を失うことはありません。

だから勇気を出して渡ろうと思います。